お昼寝は何歳まで必要?保育園経験者が語る子どもの質の高い睡眠と注意点

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お昼寝は何歳まで必要?保育園経験者が語る子どもの質の高い睡眠と注意点

お昼寝は何歳まで必要?保育園経験者が語る子どもの質の高い睡眠と注意点

「お昼寝はさせればさせるほどいい?」

「時間に決まりはあるの?」

「お昼寝時間が長すぎると生活リズムが崩れそうで不安」

私が保育園に勤めていた時にも保護者の方から相談がありました。

結論から申し上げると、0歳から2歳まではお昼寝の時間を設けましょう。そのあとは成長と発達によってお昼寝は必要がなくなります。

一般的には3歳を過ぎた頃にはお昼寝をしたがることが少なくなってきます。そして4歳から5歳ごろには多くの子どもたちはお昼寝をしなくなります。正しく言うのであれば、お昼寝の時間も活動的になり、保育園等でもお昼寝の時間が短くなっていきます。 「

何歳までにお昼寝をやめる」という基準はなく、決まりはないため、目安としては子どもが自らお昼寝をしたがらないくらいで捉えておくのがおすすめです。

しかし、お昼寝には適切な時間や回数には個人差があります。

こちらの記事では乳児と幼児の一般的に言われているお昼寝の時間やその効果、注意するべき点をご紹介してまいります。

皆様の子育ての不安が晴れますように。

子どものお昼寝の効果

成長発達段階にある子どもたちにとってお昼寝をすることは身体や心、脳の発達を促すためにとても重要な役割を果たします。

寝ている時間は子どもたちの体内や脳内でホルモンが分泌されています。それがメラトニンと言われる疲労回復や身体と心の緊張を緩和させてくれるホルモンです。

子どものうちは特にこのメラトニンと呼ばれるホルモンの分泌が心や身体の成長と発達にとても大切な栄養素となります。

疲れた身体と心では大人同様に免疫力も低下しがちです。

ウイルスに感染して体調を崩しやすくなるのもお昼寝が足りなかったり、適切に休めていないことも影響してくることがあります。

このようにお昼寝は子どもたちが健康に成長していく上でとても大切な生活習慣の一つなんです。

保育園での乳幼児のお昼寝は何歳まで必要?

生活習慣としてお昼寝が大切と申し上げましたが、多くの未就学児は保育園での生活が多くなります。

特に共働きの家庭が増えた現代では1週間のうち、家庭で過ごす時間よりも保育園で過ごす時間の方が長いお子様も少なくありません。

下記は参考までに私が以前勤めていた保育園の情報です。

※お昼寝は0歳児クラスと1歳児クラスは約2時間から2時間半。2歳児クラスから5歳児クラスは2時間程度。5歳児クラスになると小学校入学が近くなる時期に合わせて1時間から1時間半と短くなり、卒園の3ヶ月ほど前からお昼寝の時間はなくなります。小学校生活ではお昼寝の時間がないところが多く、その生活習慣になれるためです。

乳幼児の1日に必要な睡眠時間の目安

乳幼児期には1日に必要な睡眠時間の目安があります。

一般的には以下の通りです。

  • 【生後から3ヶ月】14時間から17時間
  • 【4ヶ月から11ヶ月】12時間から15時間
  • 【1歳から2歳】11時間から14時間程度
  • 【3歳から5歳】11時間から13時間程度

お昼寝が必要な時間は1日に必要な睡眠時間と夜から朝までの睡眠時間と合わせて目安を考える必要があります。

例えば、

1歳の子ども

夜は9時に入眠 朝は6時に起床 ▶︎睡眠時間9時間

目安の睡眠時間は11時間以上となるため、お昼寝の時間は2時間以上

ご家族の生活習慣によっても夜から朝にかけての睡眠時間は変わってきますが、できるだけ早く寝かしつけてあげることで十分な睡眠時間を確保することができますね。

子どもに大切なお昼寝は 質をあげて効果をアップ

睡眠の環境を整える

散らかっていたり、テレビや物音がなる部屋では心地よい睡眠がさまたげられてしまう可能性があります。注意が散漫になってしまうと眠りにつくまで時間がかかってしまうため、十分な睡眠時間が確保できません。また、心が休まらないため睡眠の質が低下してしまいます。できるだけ睡眠に適した部屋を用意してあげましょう。

季節によっては暑かったり寒かったりしますから、エアコン等を使いながら適温への調整も睡眠の質をあげる大切なポイントですね。

午前中の運動はおすすめ

お昼寝は何歳まで必要?保育園経験者が語る子どもの質の高い睡眠と注意点

「午前中の日の光が体に良い」ということを聞いたことはありませんか?

午前から正午の間の日光浴は「体内時計のリセット」の役割を果たします。また、午後の日光浴よりも午前から正午の間の方がビタミンDの生成に必要な日照時間が少なく済みます。日光を浴びることは子どもの発達を促す役割を果たしてくれます。

お昼寝は多少の疲れがなければ寝付きも悪くなります。

できるだけ午前中に外へ出かけて運動をしたり、外出できない場合にも窓から光を浴びながら、お部屋の中でたくさん遊び、お昼寝に向けて準備を整えましょう。

子どものお昼寝の際の注意点

私が以前勤めていた保育園ではお昼寝の時間は15時まででした。

これは降園のする準備のためということは多少ありますが、何よりも重要視していることは生活リズムをつくるという点です。

毎日決まった時間にお昼寝をして、決まった時間に起きることで子どもの体内時計が確立されて、いい生活習慣で日常を過ごすことができます。

また、夕方まで寝てしまうと夜の睡眠への影響も考えられます。

(夜なかなか寝てくれないと困りますよね・・・笑)

生活リズムを整えるためにも、目安の時間は保育園同様に15時までがおすすめです。

お昼寝はいつまで必要?卒業タイミング

お昼寝は何歳まで必要?保育園経験者が語る子どもの質の高い睡眠と注意点

3歳を過ぎるとお昼寝をしなくても1日過ごせる体力がついてきます。しかしこれには個人差が大きく関係してくることや、幼児期はお昼寝をすることで疲労回復や心身が安らぐ効果があります。

4歳頃まではできるだけお昼寝の習慣を続けることをおすすめします。

とはいえ体力があまっていて眠くない時もあります。

そんな時は無理に寝かすことはせず、身体を休める時間として布団やベッドに横になるだけの時間にするのが良いでしょう。

5歳になるとだいぶ体力もついてきます。この頃から早いご家庭ではお昼寝を卒業するところもあります。

まとめます。

  • 0歳から3歳まではお昼寝の習慣を徹底。
  • 4歳は横になるだけでもOK。
  • 5歳はお昼寝の習慣自体をなくしていくのもOK。

乳幼児のお昼寝は年齢に合わせて目安の時間が異なる

以上のように「お昼寝の目的や効果」「お昼寝で注意するべきこと」をはじめ、「お昼寝はいつまで必要か」など についてご紹介させていただきました。

お昼寝の時間については家庭ごとに生活リズムも異なりますし、なかなか頭を悩ませる問題でもありますよね。

この記事を参考に皆様の悩みが少し楽になってもらえたら嬉しいです。

保育園へ通い始めた時に大切なことは、その保育園での1日の生活リズムを知っておくことです。保育園での生活を目安に家庭での生活リズムやお昼寝の時間、習慣をつくっていくのが簡単でおすすめですよ。

今しかない子育ての貴重な時間。

日々悩みはつきないかもしれませんが、一緒に楽しんでいきましょうね!

子どもは年齢によって必要な睡眠時間がかわりますが、以下の記事では赤ちゃんに適したお部屋の温度設定(湿度・温度)について紹介しています。

ちなみにお部屋の温度設定については赤ちゃんに限らず、乳幼児期全般に言える内容となっています。

ぜひ子育てのの記事も参考にしてみてくださいね。

赤ちゃんにとって快適な湿度と温度は?|エアコン使用で注意すべき事

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子どものお昼寝は昼寝は何歳まで必要?睡眠時間と効果アップ法|注意点もご紹介

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